夏草の香りが漂う丘〜風が運んだ過去(トキ)〜[ナツコイ企画]
「そっか…。優花はがっかりするわね…。」

千尋さんは、自分越しに大沢さんを見た。
そしてその視線をキープしたまま、

「この子、言っていたの。『よく仕事を助けてくれるおじさんが、最近元気を無くしているの。何を悩んでいるかはわからないけど、心配…。』って。」

「おじさん…か。」

失笑しながら、大沢さんを見た。
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