□■恋愛の条件□■

*反省会2*


お姉ちゃんについてずっと考えてたけど、ほんと分かんない。

開いた口がふさがらないし、何も言う気になれない。



「…お姉ちゃん」

「ンだよ」

「……」

「おい」

「…やっぱいい」

「あぁ?」


ワケわかんねぇみたいな顔して僕を見るお姉ちゃん。

お姉ちゃんをこんな風にしたのって僕のせいなのかな?


今だってお姉ちゃんの長くてよく手入れされてた髪を切らせてしまったし、昔も僕を守ってくれるためにボロボロになってた。


考えれば考えるほど、僕弱いって思わされる。

お姉ちゃんだけどその前に女の子だ。



「それよりお前はどうだったンだよ」

「……え?」

「学校だよ」

「あ、あぁうん、大丈夫」



暗かった顔に急いで笑顔をはりつけた。

< 22 / 22 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

  • 処理中にエラーが発生したためひとこと感想を投票できません。
  • 投票する

この作家の他の作品

恋するホイッスル☆~サッカー少年へ~
李緒/著

総文字数/23,204

恋愛(学園)57ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私が恋した人は 誰よりも輝いていて… 誰よりも強い 王子さまでした★☆
空と君へ…
李緒/著

総文字数/19,255

恋愛(その他)44ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
私の歌声 君のもとに届いていますか…? 君に伝わっていますか…? 私は軌跡を想い君のための奇跡を歌おう。 空に描いた五線譜が奏でる …たった一つのラブソングを…
‡ツンデレラとオタクさま‡
李緒/著

総文字数/5,625

恋愛(その他)15ページ

表紙を見る 表紙を閉じる
ツンデレラはね 大好きな王子さまの前では とっても綺麗なお姫さまになるの それはね どんなじゃじゃ馬も綺麗になれる 女の子はみんな 恋をするとかけてもらえる魔法 いぢわるな魔法じゃないから時間は関係ない それが、恋の魔法

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop