続・俺様婚約者~甘い甘い新婚生活!?~
な、何なの、この二人にしか分からない様な、柔らかな空気は…。
私の彼女を見る目の色に真っ先に気がついたのは、彼女本人だった。
私を一瞬驚いた様に見返したが、すぐに笑顔に戻り、私に深く頭を下げながら白尾は言った。
「お初にお目にかかります。
澤乃井邸の使用人頭の、
白尾由起子でございます。
出発までにはまだ時間がございますので、一旦お部屋にご案内致します」
私の視線には動じず、飄々と決まり切った挨拶をする彼女に私は一瞬たじろいだがスッと目を逸らすと挨拶を返した。
「百合子です。
よろしくお願いします」