また明日
「ちーあーき!!」
今日は千秋と和沙と出掛けます。
「はーい!!ちょっと上がって待ってて。…あ、今哲也さん来てるわよ。」
ひそひそと話しました。
「入ろっか!」
和沙は少し嬉しそうです。
「和沙、何が嬉しいの?ふふっ。さては、哲也さんがいるからねー?」
「ちっ違うわよ!ほら、入りましょう。」
「はいはい。」
哲也さんがいました。美青年です。目が合うと胸が跳びはねてしまうかもしれないです。
背は少し高い。でもまーさんほどではありません。
「お久しぶりです。哲也さん!和沙です!覚えてますか?」
「和沙さん、あなたには先週お会いしましたよ。覚えてますよ。」
和沙ったらそんなに哲也さんに会うのが嬉しいのですね。
「そちらは…ゆっゆりっ百合子さん、でしたよね?」
「はい、百合子です。最後に会ったのは…いつでしたっけ?」
「まだ僕が中学生の頃かな?僕は中学を卒業してから大阪にいましたから。最近戻って来たんです。」
「そうなんですか。だから会わなかったんですね。」
哲也さんは二十五歳。まーさんと同じ歳です。同じ歳に生まれてもこんなに人って違うものなんですね。

「お待たせ!さぁ生きましょう。また今度ね哲也さん!」
「いってらっしゃい!」
「行ってきまーす!!」

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