花霞む姫君
「す、座ったら?」
と、私は勉強机の椅子を勧めた。

「おう…」
と、やっとキョロキョロするのをやめて、翔太がこっちを見る。
私はベッドに腰掛けた。

じっと、私を見つめる翔太。
熱が出て、パシャマ姿の私。

「な、なに。」

翔太は大きくため息をつくと、なんだか嫌そうな顔で、

「するか、結婚」

と言った。


< 59 / 63 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop