お母さんが教えてくれた大切な言葉
わたしはこの手紙を読んでいると母を殺した青年への憎悪が倍増した。たとえ事故でも許すことができない。


しかし、いまその感情を抑えて母の手紙を読み続けた。


『あなたに伝えることがたくさんあるのまずは、あなたはいま一家の柱だから頑張らなければならないといけないと思ってるのかも知れないけど。わたしがこんなことゆうのは可笑しいけど、つらいときや悲しいときは泣いてもいいのよ』


わたしはいままで我慢していた涙が一気にでてきた。


涙を拭きながら続きを読むと


『あなたがこれから悩んだりどうしようもないときのために5つの手紙が用意をしてあります。そのときがきたら2枚目の手紙に隠している場所があるので、あなたの力になることを願っています。母より』


わたしは手紙を読み終えると手紙を抱きしめながら泣いていた。


< 5 / 7 >

この作品をシェア

pagetop