大好きだと叫びたい
まりは振り返った。
驚いた顔をしている。
すると赤だった信号が青にかわった。
俺はバスを追いながら
「俺も.......
今まで一緒だったからわかんなかったけど、
お前がいなくなったらすげー寂しいよ!
......ハァッハァッ
当たり前だと思ってたんだよな。お前と一緒にいるの.....
でも当たり前じゃないんだな!
......俺もお前が好きだ!
また帰ってくるまで待ってるからな!
忘れんなよ!」
そう言ってまりの顔を見ると、
まりは泣いていた。
「....ばかだなぁ、泣き虫.....ハハッ」
俺はバスが見えなくなるまでずっとずっと大きく手を降った。
.....なあ、まり。
お前のこと
大好きだかんな!
