天神学園高等部の奇怪な面々Ⅵ
修理依頼を受けて、校舎の修理を担当した五十嵐 おんこの実家『五十嵐工務店』。

その際に、おんこは文化祭の準備も並行して行っていた。

如何に彼女が腕利きの大工だとしても、流石にこの規模の遊園地は一人で短期間では作れない。

夏休みの間から、少しずつ準備を進めていたのだ。

だがその努力の甲斐あって、彼女の出し物は文化祭の目玉の一つとなっている。

料金設定も正規のテーマパークに比べれば良心的。

商売の才覚も密かに持ち合わせているおんこである。

何より。

(やっぱり子供の喜ぶ顔を見るのは気分がいいねっ)

腰に手を当て、遊園地の中を走り回る子供の様子を眺めるおんこ。

だが、この遊園地に遊びに来るのは子供ばかりではなかった。

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