未来を作った彼。
トイレから出て私は二階に続く階段を探した。
しかし、なかなか見つからない。
「もう!わかりにくい建物!」
私は少し苛立ちながら歩き回る。
するとある1つの部屋が目に入った。
そこは少年兵たちの遺影が飾られている部屋だった。
まあ、少しくらい見ようかな。
そんな気持ちだった。
部屋に入ると壁一面に少年兵たちの写真がたくさん貼られていた。
ガラスケースの中には彼等の遺書や形見が展示されている。
心がずきりとした。
彼等は私と同じ年齢。
兵器を手にし、戦った彼等。
これは現実にあったことなんだろうか。