Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「…おはよ。」
「ふえっ…!?」
いきなり後ろから聞こえた声に、私はへんな声をあげてしまった。
「…?」
「…ゆ、夕都!びっくりした…。おはよう。」
不思議そうに首をかしげる夕都に、私はあわてて挨拶を返す。
「…拓海、嬉しそう。…陽依の、おかげだ。」
そう言って微かに笑う夕都に、顔がかあっと熱くなる。
「…そんなこと、ないよ?全部たっくんの頑張りの成果だよ。」
私があわてて言うと、夕都が一瞬だけ、私の頭をぽんってした。
恥ずかしくなってうつむく私をよそに、夕都はいたって冷静にコーヒーを注ぎにキッチンへと向かった。
…ホントに心臓に悪い。