Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜




…今の、なんだったの?
戸惑いに、私の心臓がドキドキと騒ぐ。


抱き締められた熱で、体が火照ってる。
…キス、出来そうなくらい、近い距離だった。
スッと通った鼻筋も、切れ長の目も睫毛も…綺麗な形をした唇も。
すべてが見えるくらいに、近かった。




夕都はいったい…
何をしようとしてたの…?




「もう…、これ以上惑わせないでよ…。」


今日で、改めて夕都と釉梨さんの想いの深さに気付かされたばかりなのに。
私には望みがないって、思い知ったばかりなのに。


どうしてこんな…
残酷なことするの…?



戸惑いと恥ずかしさと…
惨めさに、また瞳からは雫が流れていった…──。











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