Secret Garden!!〜オトコだらけの秘密の花園〜
「いつか、しないの?…俺と。」
そう言って、微笑む夕都。
「…いいの?…私、ほんとに期待しちゃうよ?」
「…俺は、陽依じゃないと、ダメだけど。」
夕都の言葉に我慢できなくなって、私は夕都の腕に飛び込んだ。
優しく受けとめてくれる、あったかい腕。
ほんとに、未だに夢みたい。
夕都と、こんな風に過ごせるなんて…。
「夕都、好き…。」
「…俺も…陽依が、好き。」
ガラス越しに注いでくる優しい陽だまりと。
秘密花園に咲き誇る花たちが、私達を見守る中で…
私たちは、幸せな秘密の約束と、とろけるほどに甘いキスを交わした…──。
─Fin─