スペシャルバカノノビシロ
(あれは…)

龍太郎の思考が一瞬停止する。

先日コンビニで買った『なめらか焼きプリン』。

人気商品で、滅多にお目にかかる事のない製品だ。

値段もコンビニにしては高く、たまたま見かけた時に少し迷ったものの、チャンスは今しかないと考え、結構一大決心をして購入した。

疲労が溜まって甘いものが食べたくなった時の為にと、冷蔵庫でよく冷やしておいたのだ。

それを…!

「貴様…」

俯いたまま、龍太郎はワナワナと震える。

「許さんぞ…貴様…!」




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