俺様王子と天然娘
不良軍団が見えなくなると…
こいつはあたしの唇からゆっくり離れた…。
あたしは、軽く息を整えて…
「あああんた、何者!?」
すると、こいつは――
「お前、名前は??」
は??名前??
ま、まぁ、助けてくれたのは事実だし、名前ぐらいはいいよね…
「姫野真愛だけど…」
あたしは小さくそう言った。
「真愛、ね」
ドキッ
って、なっ!?
ドキッて何、ドキッて!!
名前呼び捨てにされただけなのに…!!