【一話読み切り】 科学は「愛せ」と言っている
 そして私は
 生物学、進化学、医学、文化人類学、栄養学……
 断片的なアンサーを総合して、驚愕の事実に至った。


 なぜ、人は『ビタミン生成の能力』を捨てたのか?
 便利なその能力を、捨てるという進化を選んだのか? 

 
 その進化の意味を知ったとき、私はマジに泣いてしまった。
 市営図書館の隅で、一人、泣いた。
 

 私は知った。

 「人が『ビタミン生成の能力』を捨てたのは…!」 

 「約束のためだ」と。


 約束――!!
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