愛を抱きしめて

愛は三田さんを助けたことによっていじめられた。
昼休み終了の予鈴がなった後、すでにメールが届いていた。



「ねえ…由奈?水菜?」





そう話し掛けられた。
でも、でも私はいじめられたくなくて。水菜の方をチラッとみたら、じっと下を向いていて。



私は、愛を無視してしまった。




この日を境に愛と話さなくなった。
私と水菜は、三浦さんと中島さんにずっと見られていたから。
そして、いじめはだんだんエスカレートしていった。




私は、最低な人間だった。
三浦さんや中島さんが言っていた通り、見て見ぬ振りするのだっていじめの共犯者だ。





それは私が1番わかってるはずなのに…。





助けたいけど助けられない自分に腹がたった。
< 13 / 28 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop