続・狼彼氏×天然彼女





舜の腕が、

あたしの首に回った。



「い、今のは違くて…」


「今日は、やけに素直だな」



だから、勝手に口が動いちゃったんだって!


別にあたしの意志で発した言葉でもないし、むしろ事実なんだけど隠しときたかった言葉であって…




あたしが素直になったってのもあるかもしれないけど、



むしろ、もう一人の自分、つまりもう一人の高畑実紅が出たみたいな感じなんだよ!



分かる?

あたしの気持ちが

分かる?




「いつも素直になればいいのに」


「な、なんでよ!十分、素直じゃん!」


「てことは、俺の寝顔がカッコいいと思ったんだ?」



首に回る腕の強さが増し、あたしは寄り一層、舜に近くなった。



舜から逸らした視線を、舜は意図も簡単に捕まえた。




「……っ」



視線を逸らさないと

このままじゃ

舜の流れに流される。



逸らしても捕まえられ

捕まえられても逸らして


それの繰り返し。



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