続・狼彼氏×天然彼女





「…何で、逸らすわけ?」



横になってた舜は少し起き上がり

肘(ひじ)で体を支え、座ってるあたしの顔を覗き込んだ。



首にあった腕は、頬へと移動していた。



「…え?」



あたしは、プリントが終わったから舜に言いに来ただけなのに。



何でこんな展開になってるの?


あたしも、何であそこで舜にキスなんかしちゃったんだろ…



なんか今になって今までの行動全てに、後悔してくる。





なんか、話を逸らさないと。


そう考えたが、

考えに考えて出た言葉は



「…っ…あ!ど、ドラマ始まっちゃう!」


「は…?」


「は、早く見なきゃ! 今日、確か最終回だったような…」



今の時間は6時。

ドラマが始まる時間は、だいたいいつも9時か10時。



ドラマがやってるなんて、ありえない時間なのに、言い訳にドラマを使ってしまった。



ば、ば、馬鹿だ…。

ほんっとに馬鹿だ。



言い訳もろくに出来ないあたしって、生きて行けるのかー?



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