続・狼彼氏×天然彼女





“ビキニ”という単語を言ってしまったことから、まず間違っていたんだと思う。



舜の目は、いきなり盛りのついた狼に変身していた。



あたしの体は、反射的に逃げる体勢に入っていて、でも浮き輪から上手く抜け出せなかった。




「なら、脱ぐな」



浮き輪から一生懸命抜け出ようと頑張ってる時に、突然聞こえた。



へ? なら、脱ぐな?

どーいうこと?



さっきまで盛りのついた狼のような目をしていたのに


その急なその変わりようは…



なんか、企んでる?




「絶対に脱ぐな」


「…な、なんで…」



すると、あたしの方へどんどん近付いてきた。



な、なっ、なに!?



「変な狼が、寄ってくんだよ」



………変な、狼?



『試す?』と言ってから、よりあたしに近付いてきた。



そして浮き輪から抜け出るのは諦めてたため、浮き輪に頼りきっていた。



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