続･狼彼氏×天然彼女

もしかしてとは思ったけど、もしかしたらそうなのかもしれないとも思ったけど


まさか、本当にそのもしかしてだったなんて知るよしもなかった。




「告白したのも、気持ちを確かめるためだったから気にしないで」




こんなにあっさりと言っちゃうもんだから、あたし自身は何を言われたのかすぐには理解出来なかった。



でも、やっと言われたことが理解してきた瞬間から頭の中がパニックになった。



なっ、どういうこと？！！



「あー…パニクった？つまりね、俺は実紅ちんを舜から奪おうなんて思ってねぇってこと」



あたしの疑問を察知してか、またスラスラと話しあたしの疑問を解消させた。



「じゃ、じゃあ………嘘なの？」


「ん？何が？」


「…その……あたしが…好きだってこと…」



あんなに悩んで、あんなに傷つけないようにと考えたのは



修夜の作戦の罠だった。



「俺はこれからも、もちろん今までも、実紅ちんを大事な友達って思ってるよ」



今までの不安や心配や悩みといった重荷たちが一気に肩から無くなった瞬間だった。



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