君を傷つけたのが僕だとしても・・・
地面にへたり込んで泣いていた
伊織が、ゆっくりと立ち上がった。


泣いてなんかいられない・・・


こんなところで
泣いてる場合じゃない!!




私には今・・・
支えてくれる人がいる・・・


愛してくれる人がいる!!



癌なんかに負けない・・・


私は幸せになるんだ・・・


私は一人じゃない!!


そうでしょ?
悠次・・・



伊織はゆっくりと歩き出した。



愛してくれる人の元へ・・・



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