私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
お母さんが歩いてくる足音が聞こえた
私はどこかに隠れようと必死で、あたふたしていたら
玄関の扉が開き
お母さんと対面した
「……」
お母さんは
私の体を隅から隅までみると
ニコリとも笑わず
まえから立ち去った
「…お母さん…」
無視をされたことに
私はショックを受けたが
もっとショックだったのは
ヒミツにしていたこと…
私はゆっくりと家の中に入ると
リビングにはソファーにうなだれているお父さんがいた
お父さんのまえにある机の上には
お母さんのハンコが押してある離婚届けがあった