私と彼とあいつのヒミツ。[上〕
「…お父さん…」
お父さんの姿をみてると
私は泣きそうになった
お父さんはズット頭を俯かせたまま
動かず
ため息みたいな息を何回も吐いていた
私は、お母さんと話していたことが気になったが
聞ける様子じゃなく
ただズット
その場に立ち尽くしていた
「お父さん…店屋物頼んだけど…食べる?」
あれから
二時間がたち
外は暗闇に包まれた
「…いい」
お父さんはリビングから
寝室に入ったまま
出てこなくて
私は店屋物を頼み
寝室に入った
「…でも夕飯食べてな…」
「いらないっていってるだろ!」