鬼に愛された女


「早く戻らなかったら半殺しだと、南様が」


「半殺し……」


けど、もう夜になるしなぁ


今戻ったら戻ったで美月が辛くなるし


「朝一に帰る。それだけは譲らない」


「わかりました。では、俺と近江は先に戻ります」


「あぁ。それと、南に俺の部屋には入らせるな。入ったら追い出せ」


「はい」


鋼は一礼すると、部屋を出て行った


まったく。あいつはどうして勝手に来るんだろうか


でもその前に美月に謝らないとな


屋敷中を探し回って美月を探し、やっと見つけたものの、顔もあわせてくれなかった


機嫌をとりながら何度も謝り、ようやく許してもらったと思えば、もう朝になっていた





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