鬼に愛された女
「気に入っていただけてうれしいです」
美玲は新しい湯のみに茶を入れて神威に渡す
「すまないな。どうした美月?眉間にしわなど寄せて」
美玲が神威に茶を渡している様子を見ていた美月は、眉間にしわを寄せて二人を見つめていた
「いえ。なんでもありません」
美月が頬を膨らませてぷいっと顔を背けば、美玲が扇を広げて神威に耳打ちをしていた
神威はというと、一瞬顔をしかめたが、嬉しそうに美月を見つめる
「美月、嫉妬してくれたんだね!」