鬼に愛された女
「知りたいか?簡単なことだ。俺はお前が好きだからだ」
「また冗談をおっしゃるのはやめてください」
「俺が、冗談を言うように見えるか?」
気づいたときにはすでに遅かった
美月の唇は、白雲によって奪われていた
「んっ!」
やだ……離して
助けて、神威様!
「……なぜ俺ではないのだ。なぜいつもあいつの名を呼ぶ?」
「はぁはぁ……。白、わたくしは言ったはずです。わたくしの気持ちは変わらないと」
睨みをきかせて白雲を見るが、当の本人は鼻で笑って美月を後ろへと押し倒す