鬼に愛された女


神威がしつこく聞いてくるときは、なにか怒っているときだけだ


「何も話してません。神威様、なぜ怒っているのですか?」


「怒ってない」


小さく言い放つと美月の腰を引き寄せ、もたれかかる


「神威様?」


「夫婦になって、子もできたっていうのに、いつまでも嫉妬してしまうなんてな。みっともないな、俺」


美月には神威の言葉の意味が理解できないらしく、頭に疑問符を浮かべていた



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