先生とあたしの子育て〜愛する家族〜

片想いのキスと真実



【佳菜】


「顔色悪いよ。佳菜」

「え?」

「そうだよ…なんかダルそうだよ。保健室行く?」

美羽と美希が朝からいつもと違う私の様子を心配してくれていた。



…やっぱり、今日は学校休めばよかったかな?



朝はそんなにダルくなかったのに…



なんか…頭がクラクラする。



「佳菜!大丈夫!?」

「美羽、俺が佳菜を保健室まで連れて行く…」

「亮!?」

そして、亮は意識が朦朧(もうろう)とする私を車椅子から抱きかかえ保健室まで連れて行った。



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