先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
「櫻先、すごいカッコよかったぜぇ?さすがイケメン♪」
「うんうん。普段もコンタクトにすればいいのに…」
俺と佳菜が控室に戻ると、数人の生徒が話しかけてきた。
「いや…普段はメガネのほうが楽なんだよ」
「みんな…そんな事より、劇どうだった?」
佳菜が俺の横で言う。
「あっ、うん。すごくよかったよ♪私なんか泣いちゃった」
「うんうん。最後のキスシーンなんか2人の顔が近すぎて、本当にキスしてるようだった」
「そうそう。ねぇ…あれって、本当にキスしたんじゃないの!?」
ーーーギッグ。
その言葉に一瞬焦る。
「ハハハァ…そんな事あるわけないじゃない!!ね?先生」
佳菜は必死に笑い飛ばす。
「ああ」
「そうだね、佳菜には彼氏がいるもんね。変な事を聞いてごめん。…じゃあ、私たちもう行くね」
「うん。後でね」
そう言って、数人の生徒は控室を出ていた。