先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
2人の距離感
【美希】
夜。
携帯に亮からメールが入った。
【相葉亮:美希、ごめん。
明日、仕事で逢えない…
本当にごめん。】
「明日は『逢える』って言ったじゃん…」
メールを見ながらそう呟いた。
最近、亮は仕事が忙しいらしい。
まぁ、私も美容師の専門学校に通いがら美容室でバイトしている。
お互い忙しい中、「明日は久しぶりにデートができる」と思ったのに…
…もう、私たちは『社会人』
高校のようにはいかない。
そんな事はわかってる。
けど、逢いたいよ。
亮…
私は亮との『距離感』を感じていた。