先生とあたしの子育て〜愛する家族〜

2人の距離感



【美希】


夜。


携帯に亮からメールが入った。



【相葉亮:美希、ごめん。
明日、仕事で逢えない…
本当にごめん。】


「明日は『逢える』って言ったじゃん…」

メールを見ながらそう呟いた。

最近、亮は仕事が忙しいらしい。

まぁ、私も美容師の専門学校に通いがら美容室でバイトしている。

お互い忙しい中、「明日は久しぶりにデートができる」と思ったのに…




…もう、私たちは『社会人』



高校のようにはいかない。



そんな事はわかってる。




けど、逢いたいよ。


亮…



私は亮との『距離感』を感じていた。



< 270 / 304 >

この作品をシェア

pagetop