先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
【美羽】
13:00
4人で昼食を食べて美希はあと片付け中。
「美希、私も手伝う♪」
臨月の大きなお腹を抱えながら、キッチンに行きお皿を拭く。
「美羽、いいよ。私がやるから」
「このくらい大丈夫だって…」
「美希…美羽…」
姫恋を寝かしつけていた佳菜が急にお腹を押さえて苦しそうな声を出す。
「どうしたの!?佳菜」
美希と私は慌てて佳菜に近寄る。
「…っ、じ…陣痛がきたみたい…」
「「えっ!?」」
「ど、どうしよう!?どうすればいいの!?」
美希はパニック状態。
「美希、落ち着いて。すぐには産まれないから…理兄に連絡して」