先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
男の責任
【理人】
19:00
今日は大学の図書室で勉強をしていたせいで、すっかりこんな時間になってしまった。
ーーーガチャ。
「ただいま…」
「お帰り、理人。遅かったのね」
奥からお袋が出て来た。
「ご飯はできてるから一緒に食べましょう。佳菜ちゃんを呼んで来て」
「佳菜が来てるのか?」
「ええ、理人の部屋にいるわ。…でも、様子が変なの」
「え…?」
俺はそのまま部屋に向かった。
部屋に入ると、佳菜は俺のベッドで寝ていた。
「まったく…」
佳菜の髪を触り、頬に優しくそっとキスをした。
「ん~…」
「起きたか?」
「…理人?お帰りなさい…」
佳菜はベッドから起き上がる。