先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
【美羽】
「美羽、途中まで一緒に帰ろ~」
「あっ、ごめん。美希(みき)…今日は佳菜に逢いに行くんだ…」
教室に戻ってきた私に話しかけてきたのは、美希だった。
「佳菜の…そっか、どんな調子なの?」
「…うん…元気そうだよ。けど…」
「…脚の事…?」
「…うん…」
「私も行きたいけど、今日は…」
「うんうん、大丈夫。…理兄が一緒だから…」
「理兄?」
「あっ、うんうん、なんでもない。じゃあ、私行かないと…明日ね。美希」
「ちょ…ちょっと、美羽!?」
私は美希の声が聞こえないフリをして、教室を出た。