先生とあたしの子育て〜愛する家族〜


私たちが我が家に帰ると、姫恋はすぐ寝ついてしまった。

理人は姫恋を抱えて子ども部屋に連れて行く。



ここからは、夫婦の時間…



「ねぇ、理人」

「ん、なんだ?」

寝室でのんびりしている理人に話しかける。

「今日も地味だったね。 そのダテメガネ…みんな言ってたよ。本当は、こんなにカッコイイのに…」

私は理人の頬を撫でる。


…顔も唇も広い胸も全部…


みんなが知らない、理人の素顔…


「きゃっ…んっ…ちょ…り、ひと…」

私をベッドに押し倒して、キスを落とす理人。

「なに?お前…俺に学校でもこの格好させたいの? 俺は別にいいけど、今よりもっと人気上がるぜ…?」

「そ、そんなのイヤ…」

「…だろ?だから、俺の素顔を知ってるのはお前だけでいい…」

「うん。んっ…」

甘いキスを落とす。


それから、理人に愛されて眠りに落ちた。





学校では『先生』と『生徒』…。


でも、それ以外の場所では『夫婦』…。






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