先生とあたしの子育て〜愛する家族〜



そして、学校。


「二宮さん。退院したばかりなのにお呼び立てして、すみません…」

「いえいえ、こちらこそすみません。…校長先生、櫻井先生も…」

「とんでもない…さあ、こちらに座ってください」

私と母さんは教室の席について、こらから校長先生と担任である理人と母さんそして、私で4者面談。



「二宮、調子はどうだ?」

「…はい。脚も少しずつ動かせるようになりましたし…あとは元気です」

「そうか…よかった」



…なにが『そうか…よかった』よ…私のことは誰よりも知っているくせに…まぁ、校長先生の前だし、しょうがないけど…



私はちょっと、理人を睨んだ。

そしたら理人は、ニヤリと一瞬笑った。



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