先生とあたしの子育て〜愛する家族〜
「「…間に合った…」」
私と美羽は息を切らせながら、教室に入った。
「佳菜、美羽。おはよ」
「おはよ。美希」
「先生はまだよ」
「よかった…」
「なにが『よかった』んだ~?飛田…」
「うわぁ~り…先生」
私たちの後ろに理人がいた。
「おはようございます…」
「おはよう、二宮」
…もう!
3か月学校に行ってなかったから、理人を『先生』って、前よりも呼べなくなってるじゃん!!