メガネの向こう側。
「あれだよな。
何も言わないのは、肯定も否定もしてないって、とらえれば良いんだけどさ。
皆は、そうは思わないわけよ?
わ・か・る?!」
瑞江君はアタシの顔を覗き込む。
アタシは目を合わせられない。
「何も言わないのって、勿体ないよ?
イエス・ノーを聞いてくれてんだよ?
そのまんまだと、誰も聞いてくれなくなるよ?
無罪なのに、話を信じてもらえなくて、何年も捕まったままの人みたいなさ。」
瑞江君は、まっすぐにアタシを見て、話を続けている。