メガネの向こう側。

アタシもちゃんと話さなきゃ。

話さなきゃって思うんだけど。



「まぁ、菜花さんも悪い子には見えないしな。」



「でしょー。
この子、悪い子じゃないよっ。
ただ勇気を出して飛び込む事が出来ないからさ。」



「何だよ、お前、やけにかばうじゃないか。」



「かばうっつうか、ムカつく……かな?」



アタシは耳を疑った。

瑞江君は『ムカつく』って言った気がするけど、嘘だと信じたかった。

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