秘密の恋愛相談室
あたしがびっくりしていると
紗菜は立ち上がって、あたしに
「じゃーあたしは戻るから。頑張りなよ」
と言って屋上を出て行った。
...笙くんを避けるように。
きっと...この2人は、ここで話し合わなきゃだめだよ。
「笙くん...
紗菜は...勘違いしてる。
さっきあんなこと言ってたけど、
紗菜は、絶対に笙くんを待ってるよ。
あの子は、笙くんが好きなんだよ...
分かってあげて...?」
そして、
「紗菜...!」
その後を、笙くんが追いかけていった。