百人殺せば英雄です


「そうゆぅあんさんは何してはりますの?」


がこん、といい音がした。


秋月と呼ばれた人が、納刀したままの刀で溝出の頭を殴ったのだ。首から下がバラバラと崩れた。


「たーっ、ひっでー!ちょ、ボンドボンド!」


「しばらくはそのまんまでいなはれ。あんさんにはいい薬どす。言いましたやろ?僕の命令聞けないのなら、すぐにでも斬ります、と」


「話し聞け、こらあぁ!あの巫女が邪魔したんだ、俺は悪くねえっての!」


「そやから何をやっていますの、と聞いたんどす。人間一人、追い払えばいいじゃあないどすか」


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