百人殺せば英雄です
鳴神の毛から静電気のようにバチバチと発電する。
一声あげれば、口元に青白い電気の渦ができあがった。
吐き出すように発射された。的は確か、真っ直ぐに進み。
「ひょい、とな」
「ぴぎゃあぁぁぁぁ!」
秋月に蹴りあげられた溝出の頭に直撃した。
辺りが点滅する。ぼてりと落ちた頭からはぷしゅぷしゅ煙が上がり。
「しっ――」
煙を乗り越えた秋月が、鳴神の体を一閃した。
速さは風、太刀筋は疾風。
無機質ながら無感情である動きは、時計の振り子を思い出す。