百人殺せば英雄です
「僕は僕の正義を通す。けど、その正義が負けたからには、やり方は変えますわ。もっとも、認めてはいないけどねぇ」
芋を頬張ろうとしたが、痛いまでの視線を感じて、やめた。
「なにぃ?」
「君、面取っても性別不明よね……」
背格好に似合わず童顔な顔つき。可愛く見えるが、男女どちらとも区別つかない中性顔だった。
「どっち思いますぅ?」
「……、真ん中?」
「ならそれが答えつうことで」
「バカだなぁ、巫女。秋月は――どふっ」
「あんさんは黙っときぃ」
謎は謎のままであった。どうにも腑に落ちない顔に、秋月は笑いかける。