幻想童子
……

風呂場にて


「それにしても…最近騒がしいな」

あの少女と出会ってから毎日が騒がしく感じる。八割方葉月が原因なんだが…。

会社もクビになり、生活も今まで以上に厳しいが前の生活に戻りたいとは全く思わなかった。

「しかし、就職先どうしたものか」

風呂場で一人事を呟いているとなぜか風呂場の扉が開いた。



「……」


「……へ?」


そこにはタオル一枚のあの少女の姿があった。



「……………………」

「……?」


少女は不思議そうな顔をしてこっちを見てるだけだった。
そして当然のように入ってきた。


「ちょっ…ちょっと待てえい!!」

「…ん?」


「なんで嬢ちゃんも入ってくるだよ!!」


「入りたかったから…?」


質問したのに疑問系で返されてしまった。


「いやいやそこは謝るか何なりして出直すだろ!」

もしくは追い出すとか…。それくらいならまだわかるが一緒に入るって…。

「でも…電気代浮くよ…」

「そんなこと気にしなくていいよ!!」

電気代の事考える前に自分の行動を考えてほしかった。

「それに服脱いじゃった…」

「うっ」

一度脱いだ服をまた着せるわけにもいかないので結局一緒に入ることになった…。
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