闇氷花



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黴臭い―…

目を開けるとそこは知らない場所。
黴臭くて古びた鉄の臭い、それと―…
潮の臭い―…?

海の近くで古い―…倉庫?

目を動かすとそこは何かの倉庫
だったことがわかる。


――拉致られたんだ、あたし。





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