不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
「磐城君、みずほの事聞いたわ。大変だったね。何て言ったらいいか……」

有美は泣いていた。


――そう言えば、二人は仲が良かったな。
良く二人で練習が終わるのを待ってくれていた。

それは有美がサッカー部のエースと付き合っていたからだった。


だからみずほと有美かは、二人で色々な話をしていたのだろう。




俺は何だかホンワカしていた。


俺とみずほの事も、先生と継母の恋も、全部知ってて応援してくれてると思っていたから。


この有美とサッカー部のエースとの恋があったから、俺とみずほも認められたようなものだった。


だから俺達は、仲良くして来られたのだった。
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