不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
 (――もしかしたら殺し?)

そんな疑問がよぎる。


実は俺……
叔父さんの経営している探偵事務所で、学校にも恋人にも内緒でアルバイトしている。

だからそんな考えが浮かぶのだろうか?


(――もしそうだとしたら、犯人は誰だ?)

俺は遣ってはいけないこと思いつつ、一人一人の同級生の顔を思い出していた。


(――同級生か?

――それとも……)

脳みそバーンと遣られた俺は、何が何だか解らず、ただがむしゃらに学校へと急いだ。

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