不完全な完全犯罪・霊感探偵瑞穂誕生
「おかしいわね。何故みんな来ないの?」
百合子が言い出す。


「用事でもあるんじゃないの」
千穂も言う。


「みんなが来ないと私達帰れないじゃない。千穂本当にみんなに言ったの?」


「当たり前よ。ちゃんと言ったわよ!!」


「それじゃー、何故来ないの?」

百合子は少しイライラしているようだった。


みんなが此処に来られない訳は俺にあった。

俺がドアに張り付いていたから、途中で引き返していたのだった。




――やっぱりこの二人は、みずほが堕ちた時居なかった。


――他人に殺しを任せて、自分を保護したのか?
俺は又怒りに震えた。


百合子はきっと完全犯罪を狙ったのだ。

クラスメートを焚きつけて……
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