それでも朝はやって来る
ん?


あれ…?


一向に降りてくる気配のないキス。
閉じていた目を恐る恐るあけた。


驚くほど、悠里の顔が近くにあった。



「朝子…」


初めて名前を呼ばれた。

顎から移動した右手が朝子の頬をゆっくりと撫でる。




「…キス……していいか?」





.
< 25 / 199 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop