2人の旋律

「いやぁ、まさかありがとうなんて言われると思って無かったな。喜んでくれて嬉しいよ。ほら、もうこんな時間だよ。帰らないと親、心配するんじゃない?」

「あっいけない!今日は買い物して帰らないといけないんでした。」

「それじゃ急がないと。気を付けて帰るんだよ。じゃあバイバイ。」

「さよなら。」
軽く頭を下げてドアの前に来たところで
「あの…今日はありがとうございました!」

「あっちょっと待って。明日も来てくれる?」
「はい!喜んで!」

当たり前じゃないですか。
やっと話せたんだから。
いつまでも来ますよ。先輩
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