ちょっとCoolなメイド様!!
そのまま真っすぐ教室へ。

自分のかばんと李華のかばん

二つを手に取って輪の近くまで戻っていく。

……もちろん、

輪の中には入らない。入りたくもないわ。


少し離れたところから李華がいるはずの輪を見ると、

なんだかあの輪が台風に見えてきた。

賢也さんが台風の目で、

周りの女子が台風の全体を作ってるの。


「……ふっ」


想像して、なんか笑えた。

王子、お疲れ様(笑)

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